8.日常生活について
   
 
  糖尿病と上手く付き合っていくため、日常生活の注意点を見直しましょう。
 
     
  感染予防
糖尿病では感染に対する抵抗力が弱くなっているため、その予防に気を配ることも大切です。ここで個人衛生の方法を見直しましょう。
 
     
 
 
口腔内
糖尿病があると、虫歯や歯槽膿漏がおこりやすく、治療もしにくくなります。日ごろから口の中を清潔にしておくよう心がけましょう。
 ・1日3回、毎食後30分以内に歯磨きをしましょう
 ・虫歯や、歯肉の腫れなどがあれば、歯科に受診しましょう
 ・歯科受診時は必ず糖尿病であることを医師に伝えましょう
  ※血糖の状態によっては抜歯できない場合があります
   
  皮膚
おでき・はれもの・湿疹などができやすい状態となっています。軟膏や抗生剤の内服などもありますが、一番は血糖を良好に保つことです。日頃から洗髪や入浴を行い、身体を清潔にしましょう。
   
  泌尿器・肛門
自律神経の障害により、下痢や便秘、尿の出が悪くなるということがあります。また、膀胱炎などの尿路感染にかかりやすくなります。
 ・排泄後は、柔らかい紙で拭き取りましょう
 ・排泄を我慢しないようにしましょう
 ・ウォシュレットの利用や、入浴で清潔にしましょう
 
     
  禁煙
喫煙は、肺がんや動脈硬化の危険因子としてよく知られていますが、糖尿病患者さんにとって喫煙は、網膜症や腎症、神経障害の進行を早め、また、心筋梗塞や脳梗塞といった合併症を起こす危険因子とされています。
合併症を発症させないためにも、禁煙が必要です。
 ・気分転換で喫煙したくなった時は、運動やストレッチなどをし、気を紛らわすなどの工夫をしましょう
 ・禁煙補助剤(ニコチンガム・ニコチンパッチ)の利用
 
     
  旅行時の注意点
旅行を楽しむには、いくつかの準備が必要です。食事や薬物療法について主治医に相談し、安心して旅行を楽しめるようにしましょう。
 ・スケジュールを医師に相談し、糖尿病手帳、保険証を携行しましょう。海外の場合は現地語のものを準備しましょう。
 ・同伴者や、一人での旅行では添乗員に糖尿病であることを伝えておくと、病気などのトラブル時、安心です。
 ・インスリンや内服薬、ブドウ糖、非常食、血糖測定器は手荷物として携行しましょう。航空機を利用する場合、予備の
  インスリンも手荷物として持ちましょう。貨物庫は寒く、インスリンが凍結することがあります。
 ・機内食に糖尿病食を予約できる場合があります。旅行代理店に相談しましょう。